1987年1988年のガンプラ センチネル 逆襲のシャア
モデルグラフィクスで展開されたガンダムセンチネル。
カトキハジメによるソリッドなモビルスーツのイメージは、未来に実在すると思しき兵器としてのモビルスーツを見せてくれた。
動画媒体が一切無く、小説のような文字媒体とフルスクラッチによる模型の画像を加工したイメージビジュアル。
ガンダムの大人ならではの楽しみ方を明確に提案してくれたシリーズ。
そして、新作劇場作品、機動戦士ガンダム逆襲のシャア。
劇場公開に先だって、名古屋テレビでは深夜特番として、初代ガンダムの劇場版3部作を放送していた。
恥ずかしながら、人並みに付いた理解力をもって、初めて初代ガンダムを見た時であり、その物語の深いテーマ性に大きな衝撃を受けたのがこの頃。
前売り券には蛍光のディフォルメニューガンダムのフィギュアが付いていた。
同時上映のSDガンダムに爆笑して、逆襲のシャアで涙して。
いろいろ見ていると、思い出す事が意外に多いのにビックリする。
1989年1990年のガンプラ ポケ戦 HGシリーズ F90
通称:ポケ戦などと呼ばれる
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」
OVA:オリジナルビデオアニメーションによる新作ガンダム。
宇宙世紀に生きる一般人の視点から、宇宙世紀における戦争を描いたシリーズ。
ガンプラも多色成形のものがスタンダードに。
ガンプラの本格リファインアイテムとして、HGシリーズが発売。
さらに91年の劇場版「機動戦士ガンダムF91」のモビルスーツの小型化の準備として1/100スケールF90の商品化。
劇場版登場予定の F71 Gキャノン の先行発売。
HGシリーズ
HG:ハイグレード
後にHGUC:ハイグレードユニバーサルセンチュリー シリーズへと発展する記念碑的ガンプラシリーズ。
最初期のガンプラからすると、色数や可動範囲などはまさに隔世の感がある。
値段も4〜5倍程になったが、それでもスゴイ数が売れたようだ。
真ん中のRX-78−2ガンダムなどは、数あるガンプラのなかでも数少ない絶版アイテム。
その理由として、金型が「ヘタッた」からというのは真実なのか都市伝説なのか。
Zガンダムの変形構造は、劇中通りのウェイブライダーではなく、ウエイブシューターという形態への変形といういわば妥協案。
Zガンダムは変形時の機体の厚みがネックだったが、この解決は後のマスターグレードまで先送りになった。
ヒストリーゾーン 折り返し
結構コンパクトな会場。(最新のダブルオーのロゴがもう見える(笑))
平日の突撃でもなかなかの人手。
それでも、展示を見るのにストレスを感じる程ではなく、周りの人の笑い声の混じった会話や雰囲気が楽しいと思った。
パルコはファッション系の百貨店なので、カワイイギャルグループが「マスターグレードがどうだ」「初代ガンダムがどうだ」とガンプラ用語をさらりと楽しそうに口走る所など、普段ならなかなかお目にかかれない光景も。
あとはチャラ目系のカップルやGW満喫中の親子連れなど。
トータルの男女比として2:1ぐらい。
もちろん、こういう会場にありがちな、微妙に間違った解説を得意げに、ツレのお友達に話すお兄さんやら、限定品をすでに買い込み2周目と思しきGEEK系のお兄さんなどもチラホラ。