1991年1992年のガンプラ F91、0083、シルエットフォーミュラ
ゆとりの展示スペース(笑)
ガンダムF91では、モビルスーツが設定上小型化された為、1/100スケールがスタンダードに。
F91系のモビルスーツは、設定画発表当初では評判がかなり悪かったが、ガンプラとして立体化された際の“立体映え”と劇中の軽快なアクション表現により、そのイメージや評価を180°ひっくり返した。
ガンダムマニアの間でテッパンの「ガンダムは実際に動くまで分からない」という経験則を作り出した。
中段の0083は、OVAアニメ作品。
0080ポケ戦の成功とMS ERAのビジュアルイメージから発展した初代ガンダムとZガンダムの時代を繋ぐ作品。
ただ、ガンプラのほうは、どういう訳か主役のGP-01、GP-02ともに技術的に退化したようなクオリティ。
マクロスの河森正治による独特のデザインとプロポーションを上手く立体に落とし込めなかった迷走が窺える。
下段左、HGのダブルゼータガンダム。
下段右、シルエットフォーミュラ。1/100スケールで展開するF91の外伝。
映像媒体ではなく模型主導で展開したオリジナルストーリー。
カッコイイのはカッコイイが、どうせF91を題材にするんだったら、F91劇中で露出の多かったクロスボーンバンガードの「デナン・ゲー」や「ベルガ・ダラス」を商品化してから欲しかった・・・。
このあたりの小型MSについては、今後1/144スケールのHGUC化でどうなるのかが楽しみなところ。
HCM-Proの技術が活かされるとかなり良いものになるハズ。ねぇバンダイさん。
1993年1994年のガンプラ MG、ガンダムW、Gガンダム、X・・
この辺りからグッと密度が増加。
何より1/100スケールのマスターグレードシリーズの展開開始が大きな出来事。
映像媒体では、宇宙世紀以外の世界設定でのガンダム作品のバリエーション展開。
SDガンダムはより低年齢層のファンの獲得に貢献。
一口にガンダムと言っても多様な楽しみ方が可能になった事が大きい。
1995年〜1997年のガンプラ PGガンダム、08小隊、EW・・
1/60スケールのPG パーフェクトグレード RX-78-2ガンダムが発売。
究極のガンプラを目指した大人のためのガンプラ。ガンプラもついに一万円越え達成。
MGシリーズの本格展開、ガンプラ一個3〜5千円越えも当たり前の感覚に。
ここに来てようやく満足の行くGP-01、GP-02Aが手に入るようになった。
映像作品としては、第08MS小隊、ガンダムWエンドレスワルツなど。